1963年創立。国内は3回の東京公演をはじめ、北海道から沖縄まで全国82都市で公演。全国に先駆けて行った海外公演は、創立以来39回を数え、これまでに世界15ヶ国90都市で演奏。文化の国際交流活動の日本代表として活躍を続けている。
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1967年、日韓国交正常化を機に韓国・栄光子ども合唱団を徳島に招待し、歌声による国際交流を実現。翌68年には、日本の少年少女合唱団として初の海外公演となる、第1回韓国公演を行った。69年、作曲家・湯山昭氏に委嘱した『少年合唱とピアノのためのエスキース 四国の子ども歌』の初演を軸に、東京・イイノホールでの旗揚げ公演を実施。大成功を収め、新聞や音楽専門誌の絶賛を博す。
1979年、国際交流基金助成による日本初の東ヨーロッパ公演、87年ウィーン音楽大学招請のウィーン公演はウィーン市民の熱狂的な歓迎を受け、ウィーン市文化局、オーストリア芸術家連盟、新聞クリアの絶賛を博し大成功を収めた。ウィーン公演の成果が評価され世界各地から出演要請を受ける。
1992年、ヴァチカン法王庁「世界平和祈願ミサ」出演、93年よりドイツ国際交流協会、文化局の招きでドイツ公演が始まり、26年間でベルリン、ボン、ライプチヒなど42都市で13回のドイツ公演を行い、新聞、テレビは天使の歌声と絶賛。
2012年、ヴァチカン法王庁主催「東日本大震災復興祈願ミサ」特別出演、ローマ法王より感謝状受贈、続いてイタリア公演とドイツ公演。13年は日韓歌声交流45周年記念、第7回韓国公演、14年、ポルトガル公演。15年はウィーン国立歌劇場少年少女合唱団の招きで第3回オーストリア公演、音楽の都ウィーン、音楽の郷バーデン、ベートーヴェンの散歩道グンポルツキルヒェンの銘板に徳島少年少女合唱団の名が永遠に固定され教会の復活祭行事に日本の合唱団として初の特別出演、絶賛を博した。
2017年、第12回ドイツ公演。ボン市、ナーメンイエズ教会公演後、2020年ベートーヴェン生誕250周年音楽祭に招請される。
2019年、第13回ドイツ公演。ベートーヴェン生誕250周年音楽祭前夜祭出演。再び大勢の観客を魅了する歌声を披露。
2021年9月8日、徳島少年少女合唱団創設者 上田収穂代表・指揮者 死去(享年91)。
2022年5月、徳島少年少女合唱団代表に筒井善子指揮者就任。
1968年 徳島県教育委員会功労賞
徳島市教育委員会功労賞 徳島新聞文化賞
1971年 文化庁芸術祭優秀賞
1974年 徳島県芸術祭優秀賞 韓国ソウル市名誉友好賞
1975年 徳島県芸術祭優秀賞 全国民放連優秀賞
1976年 徳島県芸術祭優秀賞 全国民放連優秀賞
1977年 徳島県芸術祭優秀賞 全国民放連優秀賞
1979年 第12回ヴァルナ国際合唱コンクール 第3位ローリエ賞
徳島県芸術祭グランプリ大賞
1984年 徳島県表彰(文化振興部門)
1988年 文部大臣表彰(地域文化功労団体の部)
1991年 徳島県芸術祭グランプリ大賞(2回目)
1996年 シンガポール青少年国際財団文化賞
1998年 中国青島市栄誉賞
2000年 中国広東省友好文化賞
2005年 第45回久留島武彦文化賞(財団法人・日本青少年文化センター)
2006年 中国青島市栄誉賞
2007年 ドイツ青少年国際文化賞(ボン市・ドイツ国際交流協会)
2009年 内閣府特命担当大臣表彰(内閣府)
財団法人三井住友海上文化財団「文化の国際交流活動」全国代表
2010年 ドイツOIK国際交流賞
2012年 徳島県文化賞
ローマ法王ベネディクト16世より感謝状
2015年 徳島県教育委員会表彰
創設者・前代表
上田 収穂
徳島大学徳島師範学校卒業。武蔵野音楽大学別科修了。USA International Academy of Education Universityより、音楽教育学の博士号を取得。1963年、徳島市小学校音楽教育研究会の委任を受け、徳島少年少女合唱団の指揮者に就任。「歌声国際交流」を目標に掲げ、子どもたちの情操教育と児童合唱の発展に取り組む。1968年には、団として初の海外公演となる第1回韓国公演を実現。以降、日本全国、世界各地へと活躍の場を広げる。2021年9月8日、享年91にて永眠。
代表・指揮者
筒井 善子
徳島少年少女合唱団の前身、NHK徳島放送児童合唱団卒団。徳島少年少女合唱団創立時より上田収穂指揮者のもとで伴奏法を学び、1968年、第1回韓国公演でピアノ伴奏を務める。大阪音楽大学短期大学声楽専攻卒業後は、合唱団のヴォイストレーナーと伴奏ピアニストを兼任し、国内外で幅広く演奏活動を行う。2016年、徳島少年少女合唱団指揮者に就任。上田収穂指揮者から継承して第12回、第13回ドイツ公演を行う。2022年5月、徳島少年少女合唱団代表に就任。徳島県音楽協会副会長。